『ニッポン・戦争・私』フランクフルト上映レポート!

本田 孝義


4月14日〜18日、ドイツ・フランクフルトにてNippon Connectionという映画祭が行わ
れた。名前を見ても分かるように、この映画祭は日本映画だけを上映するもので、今
年が4回目となり、日本映画の紹介としてはヨーロッパ最大だということだ。
私は自分の作品(『ニュータウン物語』)が上映されることもあって、この映画祭に
行ってきた。

上映会場は、ゲーテ大学(フランクフルトはかのゲーテの出身地だ)内の教室。映画
祭の雰囲気もどこか学園祭を思わせるフレンドリーな感じだ。
『ニッポン・戦争・私』は、4月16日午後10時から上映された。遅い時間に関わら
ず、観客は70人ぐらいいただろうか。もっとも、100人ほどで満席になる会場なの
で、いっぱい人がいるなあ、という感じだ。途中入場者も多かったから、最終的には
満席になっていた。上映前には、観客の方々に『ニッポン・戦争・私』の解説を配布
していただいておいた。

個々の作品の反応は作品数が多いので省略させていただくが、日本の上映でも笑いが
おきていた作品は確実にドイツでも受けていた。また、切実なテーマを扱った作品は
固唾を呑んで見ている、という雰囲気だった。
もっとも、さすがに34本という本数は結構長く感じる気がしたのだが、観客は正直な
もので、途中退場者も20人ほどいただろうか。
せっかく私が行ったのだから、上映後質疑応答が設けられていた。残念ながら、上映
後、どっと観客は席を立ち、残った人は10人ぐらいだった。まあ、終映が11時45分と
あっては無理もない。

映画祭ディレクターの方から、「どういう人達がこの作品を作ったのか」という質問
があったので、「様々な職業の人達が作った」と答えた。また、「なぜこうした政治
的な作品を作ろうと思ったのか」と聞かれたので、『ニッポン・戦争・私』の作品募
集の経緯を説明した。会場からは、「どうやって見てもらっているのか」という質問
があったので「上映権付きビデオを販売し、いろんな所で上映されている」と答え
た。後日、私に直接話しかけてきた方は「私もビデオを作っているのだが、こういう
テーマでおもしろい作品が作れることに刺激を受けた」と熱く語り、ある方は「どう
やったらビデオを買えるか教えてくれ」と言われるので、配った解説文に記載してあ
る連絡先をあらためて伝えておいた。

今回、34人(組)の方々が英語字幕版を作っていただいたことで、こうして海外での
初上映が実現したのだった。そして、今回のドイツ上映に留まらず、次はスペイン・
バルセロナでの上映も行われる。一人(組)3分という小さなメッセージが集まるこ
とで、ついに世界に向けていろんな思いが届き始めたのだった。


2004年7月23日 VIDEO ACT! 上映会『ニッポン・戦争・私 英語版』へ


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